※2022年8月時点の情報となります。ご了承ください。
ヨコハマの街・再開発ブログをご覧いただきありがとうございます。
相鉄東急直通線・新綱島駅の開業に合わせて行われている再開発事業とは別に、綱島駅東口エリアで新たな再開発事業が立ち上がりました!

今回は、綱島駅東口の再開発事業について概要を整理していきたいと思います。
また、ドレッセタワー新綱島や新綱島駅の出入口などの現況も撮影してきたので、現地レポートもお送りします。
ぜひ最後までご覧ください!
▼新綱島駅周辺の再開発事業を現地レポート|ドレッセタワー新綱島が29階に到達(2023年5月16日)

綱島駅東口の再開発事業とは?
2022年7月5日、横浜市は「綱島駅東口駅前地区第一種市街地再開発事業」の都市計画決定を行いました。
綱島駅の東口エリアでは、これまで新綱島駅周辺で土地区画整理事業やドレッセタワー新綱島の開発などが行われており、今回決定した再開発事業は”第2弾”と称されています。
まずは、立地を確認していきましょう。

赤線で囲んだエリアが今回の再開発事業の対象となります。
綱島駅東口の至近であることが見て取れるかと思います。
綱島駅と綱島街道に挟まれた立地というとイメージしやすいでしょうか。
小規模な雑居ビルが立ち並んでおり、飲食店や学習塾など多様な店舗が営業しているエリアですね。

航空写真でも再開発事業の対象エリアを見てみましょう。
多くの建物が立ち並んでいるのが良く分かりますね。
ちなみに赤線で囲んだエリアのすぐ右側が更地になっているのは、新綱島駅の再開発事業が進められているからです。
このように綱島駅東口は、いくつもの箇所で再開発が進められているホットなエリアとなっています!
それでは、綱島駅東口の再開発事業をまとめた表をご覧ください!

施行者は横浜市住宅供給公社、施行面積は約0.9haとなっています。
建築物は南棟と北棟の2つで構成され、南棟は地上27階の高層ビルが建設される計画です。
約350戸の住宅のほか、商業施設や駐車場約140台が設けられます。
横浜市住宅供給公社が施行者ということで、約350戸の共同住宅は賃貸マンションとなるのでしょうか?

綱島駅東口再開発事業の完成イメージです。
完成イメージの左側が地上27階建ての南棟、右側が北棟となっています。
この画像を見る限り、北棟は4階建て程度になるかと思います。

南棟と北棟は、デッキ通路で接続される計画です。
北棟は商業・業務施設のみ、南棟は低層階が商業・業務施設、中高層階が共同住宅となる予定です。

さらに、南棟と北棟の間にはタクシー乗降場と一般車乗降場が新たに設置される計画となっています。
これらは1階部分に設けられるとみられます。
加えて、画像の下部に黄色い長方形が見えますでしょうか?
”綱島街道横断デッキ”との記載がありますが、こちらは新綱島駅で行われている再開発事業の建築物とデッキ通路で接続する計画とみられます。
具体的には、ドレッセタワー新綱島かグランクレール綱島(シニア住宅)との接続かと思います。
今後のスケジュールは以下の通りです。

2023年度に再開発事業の事業計画が認可される予定となっています。
その後、2024年度には現存の建物を解体する工事を着手し、2025年度から新たな建築物の工事が始まるというスケジュール感です。
再開発事業の完了は2028年度、つまり約6年後の見通しとなっています。
現在の様子は?【現地レポ】
それでは、ここで再開発事業の対象エリアである”綱島駅東口”がどうなっているのか、現在の様子を見ていきたいと思います。
撮影日は、いずれも2022年7月21日です。
①


再開発エリアの南側から撮影しました。
一番手前に映っている店舗「こやま」は、文化家庭用品・金物・台所用品・日用雑貨との記載があります。
平日の日中に撮影した際にシャッターが閉まっていたということは、すでに閉店しているのでしょうか。
いずれにしろ、昭和の時代から営業を行っていた風格を感じさせますね。
その奥の雑居ビルは5階建てで、築年数が浅そうでした。
こちらも解体工事の対象になりますね。
②


同じく再開発エリアの南側から撮影した写真です。
左手に映っているのはタイムズのコインパーキングですね。
この道は再開発エリアの中心を通る直線道路ですが、閑散とした雰囲気でした。
③


綱島街道側から再開発エリアを撮影しました。
住友不動産販売綱島営業センターやパチスロM&M綱島店などが見えますね。
こちらも解体工事の対象となるので、2年後には取り壊されるかと思います。
④


おなじく綱島街道側から再開発エリアを撮影しました。
写真中央に路線バスが見えますが、綱島駅東口から出発したものとみられます。
綱島駅東口は道幅が狭く歩道もないため、バスの行き来が非常に難しいエリアです。
この再開発事業によって道路の幅員が拡大し、歩行者の安全確保及びバスの運行がスムーズになると良いですね。
⑤


再開発エリアの東側から撮影した写真です。
2階建ての雑居ビルが立ち並んでいますね。
写真左手にはガブリチキンが映っていますが、既に閉店しています。
このあたりは飲食店が多く、現在も営業している店舗がほとんどですが、再開発事業の開始により立ち退きが求められるかと思います。
ということで、綱島駅東口の再開発エリアを見てきました。
小規模な建物が多いエリアで、その分地権者も多かったと思うのですが、このように再開発事業を一本化できたのは本当にすごいことだと思います!
綱島駅東口に残る、昔ながらの下町情緒あふれる雰囲気を味わえるのは後2年弱です。
新綱島駅周辺の再開発はどうなっている?【現地レポ】
ここからは新綱島駅周辺に場所を移し、現在の再開発の様子を見ていきたいと思います。

↓新綱島駅の再開発事業について詳しく知りたい方は、こちらをどうぞ!

新綱島駅周辺の再開発事業は、事業内容が多岐にわたっていて少し複雑です。


事業内容を①~⑨までナンバリングしました。
都市計画道路やバス乗降場、広場の整備といったインフラ面に加え、ドレッセタワー新綱島やグランクレール綱島(シニア住宅)などの中高層ビルの建設などが行われています。
この再開発のメインは、高さ29階のタワーマンション”ドレッセタワー新綱島”でしょうか。
また、地下では相鉄東急直通線・新綱島駅が開業する予定です。
それでは、ここからは新綱島駅の現況を写真とともに見ていきましょう!
撮影日は、いずれも2022年7月21日です。
①


再開発エリアの南側から撮影しました。
こちらはドレッセタワー新綱島の建築現場ですね!
現在、5階程度まで出来上がってきたでしょうか。

この写真は2022年3月に撮影したドレッセタワー新綱島の建築現場です。
約4か月間で大きく変化していますね~!
②


同じく再開発エリアの南側から撮影しました。
この構造物は、おそらく相鉄東急直通線・新綱島駅の出入口とみられます。
ドレッセタワー新綱島の東側に位置していますね。
ここから東急東横線・綱島駅までは綱島街道を挟んで徒歩2~3分ほどでしょうか。
③


再開発エリアの東側から撮影した写真です。
現在は駐車場として土地が活用されていました。
再開発でどのような建築物が建つのかまだ公表されていないので、ドレッセタワー新綱島やグランクレール綱島の開発が先に進むとみられます。

2022年3月に同じ場所を撮影した写真です。
全く変化がないですね~。
④


再開発エリアの北側から撮影した写真です。
こちらの構造物も、おそらく相鉄東急直通線・新綱島駅の出入口とみられます。
先ほど見た出入口と一直線上にあり、都市計画道路の付近に位置していますね。
⑤


再開発エリアの西側から撮影した写真です。
こちらはシニア住宅のグランクレール綱島の建築現場です。


4階から12階まで104室が設けられる計画です。
1階から3階は生活利便施設、地下1階は新綱島駅の改札となっています。

2022年3月に撮影した写真と見比べると、変化が一目でわかりますね!
順調に工事が進んでいるとみられます。
おわりに:ますます盛り上がる綱島エリアに注目!
新綱島駅周辺の再開発に加え、綱島駅東口でも再開発事業が始動することになりました。
ドレッセタワー新綱島と今回新たに発表された27階建て高層マンションで、綱島エリアはタワーマンションが計2棟となりますね!
住宅の供給が増えるだけでなく、低層階にはいずれも商業施設などが設けられます。
既に生活利便性の高い綱島エリアですが、今後更に利便性が高まること間違いなしかと思います。
駅前がごちゃごちゃしていて車も歩行者も通りづらい印象の強かった綱島駅東口が大きく変わります。
今後も綱島エリアの変化に目が離せないですね!
最後までお読みいただきありがとうございました。
コメント
コメント一覧 (4件)
10年前は将来綱島に住みたいな〜なんて思ってましたが実際買うタイミングになったら値段があがっているという……😭
綱島はプチ武蔵小杉みたいな感じになるのでしょうね〜
ドレッセに付随する音楽公会堂みたいなのにもし市民楽団とかが演奏するようになったら行く様になるかもと考えてます。
来週、再来週あたりに羽沢の定期観測記事ですかね?
現地はここ最近は変化に乏しいですがリビオに新たにクレーンが着いてこれから加速してくのかなー?と思います。
とても暑い中になると思うのでくれぐれも体調にはお気をつけて………
かとうさん、コメントありがとうございます。
綱島の鉄道利便性と生活利便性の高さ、魅力的ですよね~!
プチ武蔵小杉という表現、納得感があります。
東口と西口でそれぞれ異なる雰囲気が味わえる街になりそうで、再開発の行方が今から楽しみです!
港北区に待望の区民文化センターが出来ますね!
羽沢横浜国大駅からはわずか2駅、しかも駅直結でアクセスしやすくて良いですね。
商業施設は変わり映えのしないテナントになるかもしれませんが、こうしたインフラ施設ができるのは街へのプラスの影響が大きそうです!
おぉ!まさに2ヶ月に1回の定点観測記事を予定しておりました!
(さすが愛読者・・・!!と唸りました)
粛々と工事が行われる状況がしばらく続きそうですね~。
ちなみに今回の現地調査は、諸事情によりハザコク在住のくらっしーさんに依頼させていただきました!
(くらっしーさん、よろしくお願いします!)
記事更新お疲れ様です!
今更ながら失礼します笑
綱島もどんどん開発されていますね!
用地をどうやって捻出してるんだ?というくらいにもう発展してるのに凄まじい勢いで進化してますね!
綱島街道沿いにきぬた歯科の看板あって笑ってしまいました笑
しかしハザコクもきぬた歯科に目をつけられるくらいに、発展した一つの街になれたら良いなと思いました笑
今回のハザコク定点観測任されました!
楽しく現地調査してきました笑
くらっしーさん、コメントありがとうございます。
綱島の開発が止まらないですね!
たくさんの地権者がいるだろうに、よく話をまとめたな~と思います。
きぬた歯科、神出鬼没ですね笑
ハザコクも環2沿いに看板を設置したら目が向くドライバーも多そうですが…!
現地調査、ありがとうございました!!
撮影いただいた写真と情報をもとに、2022年8月の定点観測記事を作成してまいります!