※2024年10月30日最終更新
ヨコハマの街・再開発ブログをご覧いただきありがとうございます。
2024年10月時点のリビオタワー羽沢横浜国大の進捗状況や駅周辺の開発状況をレポートしたいと思います。
リビオタワー羽沢横浜国大の商業施設「HAZAAR」(ハザール)が2024年10月1日に開業しました!
今回はHAZAARやHAZAWA VALLEYの様子がどうなっているか詳細にレポートしています。
羽沢横浜国大駅周辺の開発状況について興味のある方は、ぜひ続きもご覧ください!
HAZAARが10/1開業!
2024年10月1日に開業したHAZAARの様子を見ていきたいと思います。
➀エントランス
主張が強くなく、シンプルで周りの風景に馴染むエントランスですね!
駅の改札を出て駅舎を出るとすぐにHAZAARのエントランスが見えてくるので、羽沢横浜国大駅利用者もスムーズに利用できそうです。
エントランス付近にはローソンとエニタイムフィットネスののぼりが建てられていました。
ローソンは10/8に、エニタイムフィットネスは10/17にそれぞれ開業していますね。
HAZAARの開業日は10/1ですが、テナントのオープン日がバラバラなのもHAZAARの特徴です。
②保育園のテナント跡地
2024年8月末まで保育園が開設されていたテナントです。
保育園の設備は既にほぼ全て撤去されているようでした。
テナント入口には「FOR RENT」の貼り紙がありました。
HAZAARのプロパティマネジメントを受託しているのが株式会社相鉄ビルマネジメントのようです。
③駐輪場
HAZAARの開業に合わせ、駐輪場もオープンしていました。
駐輪場はHAZAARの中でも羽沢横浜国大駅から最も遠いエリアにあります。
入庫後90分は無料、そして24時間100円という価格設定です。
これまで羽沢横浜国大駅周辺の駐輪場は2つありましたが、HAZAARの駐輪場が加わり計3か所になりました。
駐輪場の需要が供給を上回っているという話を聞いたことがありますが、これで多少は解消されるでしょうか。
④バイク置き場
駐車場と駐輪場に挟まれる形で、バイク置き場が整備されていました。
周辺を見渡しても料金表が見当たらなかったのですが、バイクは無料で停められるということでしょうか。
羽沢横浜国大駅周辺のバイク置き場は有料なので、多少駅から離れても無料のバイク置き場に停めたいという方は多そうです。
⑤駐車場
もちろん駐車場も10/1に開業しました。
自走式の立体駐車場で、129台が停められるようです。
HAZAARのテナントを利用すれば駐車料金は90分無料です(利用料金の下限なし)。
クリエイト羽沢横浜国大駅店の駐車場は店舗利用で30分無料となる仕組みのため、HAZAARの方がより手厚いことがわかりますね。
また、24時間500円というのは周辺のコインパーキング相場を大きく覆す価格設定ですね。
羽沢横浜国大駅に最も近い砂利敷きのコインパーキングは24時間1,000円という価格設定ですから、HAZAARは半額という形になります。
テナント数が少ないから暫定的にこの価格設定としているのか、全26テナントがオープンしてロピアが開業しても変更しないのか、今後の動向に注目ですね。
⑥3階の屋外広場
HAZAAR3階には無料の屋外広場が設けられていました。
かなり広々とした空間であることが見て取れるかと思います。
また植栽も控えめなので、より広さが際立つ形になっています。
屋外広場には芝生スペースが設けられていました。
ただ手入れがされておらず、芝生が伸びっぱなしになっていたので、具体的にどのような利用を想定しているのかよくわかりませんでした。
屋外広場からJR貨物線の方向を撮影しました。
やはり高い建物が周囲にないというのがHAZAARおよびリビオタワー羽沢横浜国大の大きな特徴ですね。
3階からでもこの景観を楽しめるというのは、横浜市内でも稀有な存在ではないでしょうか。
羽沢横浜国大駅方向を撮影しました。
HAZAARと羽沢横浜国大駅の間が少し寂しく見えるので、第三者所有地の行方がますます気になります。
HAZAARのテナントは?
10/1に開業したHAZAARですが、屋外の看板に変化はあったのでしょうか。
テナント情報が更新されている様子はなく、この空欄にテナントのロゴなどが入ると想定していたのですが、現状は空欄のままとなっています。
テナントが全て揃った段階で屋外看板も更新されるのでしょうか。
2024年10月30日時点で明らかになっているHAZAAR(ハザール)のテナント情報を整理しました。
テナント数は1階が9店舗、2階が2店舗、3階が8店舗、4階が7店舗になるようです。
HAZAARに関する各テナントの情報ソースは以下の記事に記載してますので、よろしければご覧ください。
第三者所有地が更地に
羽沢横浜国大駅とHAZAARの間には、いまだ開発されていない”第三者所有地”が2か所あります。
1か所目はJR貨物線側です。
これまではHAZAARおよびリビオタワー羽沢横浜国大の建設工事を行うための資材置き場、仮設事務所などとして利用されていました。
2024年10月時点では更地になっており、今後の土地利用に期待が高まる状況となっています。
2か所目は環状2号線側です。
こちらは2024年10月時点でもコインパーキングとして利用されていました。
まずはJR貨物線側の第三者所有地で動きがあるのでしょうか。
新日本建設による93戸の分譲マンション計画
羽沢横浜国大駅徒歩5分の好立地に、全93戸の分譲マンション計画がスタートしています!
もともとは賃貸マンション「フォレストマンション上星川 N棟/S棟」があった場所になります。
今回訪問すると解体工事がほぼ終わり、もともとあった中層マンションは跡形もなくなっていました。
「建築計画のお知らせ」を見ると、建築主・設計主・工事施工者ともに新日本建設株式会社となっています。
新日本建設といえば「エクセレントシティ」のブランドで分譲マンションを供給していますから、この計画も「エクセレントシティ羽沢横浜国大」になるのでしょうか。
総戸数は93戸で駐車場は30台と、駐車場設置率は低めのようです。
建築工事は2026年3月31日に完了する計画となっているので、2025年前半頃には販売計画も発表されるでしょうか。
リビオタワー羽沢横浜国大に続く分譲マンションということで、価格や設備仕様など気になってきますね。
相鉄不動産による62戸の賃貸マンション計画
羽沢横浜国大駅徒歩4分の好立地に、全62戸の賃貸マンション計画がスタートしています!
ビーラインロジ(株)横浜営業所があった場所で、先ほどの分譲マンション計画の隣地となります。
こちらの方がより羽沢横浜国大駅に近い位置関係となります。
重機が入り、解体工事が本格的に行われていました。
この場所は敷地の一部がコインパーキングとして運用されており、2024年6月当時はまだ利用できる状態でした。
建築主は相鉄不動産となっており、同社は分譲マンションも展開していますが、今回は名称に「羽沢南2丁目賃貸マンション計画」となっていますから、同社の賃貸マンションブランド「KNOCKS(ノックス)」シリーズになるとみられます。
総戸数は62戸で、駐車場は10台です。
2025年12月31日完了予定となっているので、新日本建設の分譲マンション計画よりも約3か月早い完成となりそうです。
ただ、現時点で解体工事が遅れているのを見ると、完了予定日も後ろ倒しになる可能性があります。
これまで羽沢横浜国大駅周辺で相鉄グループの動きがなかったため、ここにきて同社の賃貸マンション計画がスタートするのは熱い展開ですね~!
おまけ:リビオタワー羽沢横浜国大の変遷
2021年10月より2ヶ月に1度のペースで、JR貨物線の高架橋から遠巻きにリビオタワー羽沢横浜国大を撮影しています。
駅前再開発の変遷を定点観測して記録することを目的にしていますので、よろしければご覧ください!
今回で19枚目の写真になります。
これまで写真中央にプレハブが見えていましたが、ついに撤去されて更地になりました。
今後は第三者所有地の整備が進むことでまた景色が変わっていきそうです。
おわりに
羽沢横浜国大駅前の再開発が少し落ち着いてきたところで、駅周辺エリアでの動きが活発化してきましたね!
羽沢南エリアでは新日本建設による分譲マンション開発、相鉄不動産による賃貸マンション開発がそれぞれ行われています。
さらに羽沢南や常盤台、羽沢町といった羽沢横浜国大駅周辺エリアでは、土地を分割した複数区画での建売分譲が盛んになってきたように思います。
HAZAARの開業により更に利便性が増すハザコクですので、より人が集まる街になっていきそうです。
ハザコク周辺で新たな開発の動きや変化などありましたら、是非コメント欄にお寄せいただけると嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました!
▼2024年10月開業!リビオタワー羽沢横浜国大のテナントは?(2024年10月30日最終更新)
コメント
コメント一覧 (4件)
ヨコハマニアさん
こんにちは!
いつも楽しく拝見させて頂いています。
ハザールからは少し距離がありますが、新しい情報です。横浜国大の西門近く、保土ヶ谷中央病院の坂下付近で、横浜国大生を中心とした新しいまちづくりの動きが始まっています。具体的には、惜しまれながら閉店してしまった二葉屋精肉店の建物を耐震改修して、開けた寺子屋+シェアキッチンにする計画です。また、同じく閉店してしまった向かいの焼肉屋さんは、カレー屋さんになるという情報もあります。
釜台付近、これから楽しみにしています:)
◆二つ台みーとみーとPJ
https://www.instagram.com/futatsudai_project?igsh=MW93OWNkOXJtd3J6MA==
TANUPIさん、コメントありがとうございます。
非常に興味深くリンク先の内容を拝見しました。
釜台エリアは独自の商圏が確立している印象でしたが、時の流れにより閉店が相次いでいたのですね。
周辺にはクリエイトや食品館あおば、そして羽沢横浜国大駅まで足を伸ばせばHAZAARがある中で、なかなか事業を継続するのも難しい環境になってきたのかと思ったりしました。
そうした中で、新たな取り組みを始めようとする動きがあるのは貴重で、非常にワクワクしますね!今後の動向も楽しみです。
ヨコハマニアさん
いつもありがとうございます。
HAZAARのテナント入居が想定よりも遅いですが、内装などの工事に関する費用の高騰(資材、人件費など)により、予算内での手配が難しくなっていることが影響しているのでしょうか。(最近、中野サンプラザおよび周辺の再開発が、費用高騰により中止、計画の立て直しを余儀なくされたという報道も有りましたね)
ローソンやエニタイムフィットネスのような大手はしっかり間に合わせて来ましたが、個人経営のテナントは対応に苦慮されているかも知れません。HAZAARの高級感ある雰囲気からすると、どこにでもあるチェーン店より、個性的で魅力有る店舗に入って欲しいですが、上手く進むでしょうか。
全国的に人口の減少や高齢化が進む中で、羽沢横浜国大駅の周辺は、交通の便の飛躍的進歩によって集合住宅も戸建ても増加して若い世代が流入している数少ない地域です。益々の発展を願っています。
ぴのーるさん、コメントありがとうございます。
テナント自体が決まっていない区画もありますし、既に開業予定と発表していたネイス体操教室は開業延期になりましたので、ぴのーるさんのおっしゃる通りかもしれないですね。
この時代にこれだけ交通利便性の高い新駅が開業するというのは本当にすごいことですよね!
その魅力に気づいた人がたくさん流入してきており、今後も交通利便性が担保される限り、この状況が続くのではないかと思っています。