※2022年6月時点の情報となります。ご了承ください。
ヨコハマの街・再開発ブログをご覧いただきありがとうございます。
今回のテーマは記事タイトルにある通り、”AGC中央研究所の跡地は何になる?”です!
AGC中央研究所は2021年6月に移転統合し、現在は解体工事が行われています。
跡地の土地利用について興味があったのでインターネット上でいろいろ調べてみたのですが、いくら調べても情報が出てこず、一度は記事化を諦めました。。。
ただ、せっかく羽沢横浜国大駅周辺にお住まいの方が本ブログをご覧になられているので、こういう時は地域の口コミなどが有力な情報源になると思い、読者の皆様からの情報提供を目的として記事を作成しています。
この記事では、AGC中央研究所の概要を整理するとともに、跡地利用について現時点で明らかになっていることを記載します。
本件に関して情報をお持ちの方がいらっしゃったら、ぜひページ下部のコメント欄に一言コメントいただけると嬉しいです!
AGC中央研究所とは?
AGC中央研究所は、横浜市神奈川区羽沢町1150に位置するAGC株式会社の研究開発拠点です。
AGCの旧商号は旭硝子で、2018年7月に名称を変更しています。
羽沢横浜国大駅との位置関係は、下記GoogleMapsの通りです。
羽沢横浜国大駅からAGC中央研究所までは徒歩24分、1.4kmの道のりです。
車だと5分程度の距離感です。
AGC中央研究所が閉鎖、なぜ?
羽沢町にあるAGC中央研究所は1965年に開設されたということで、なんと50年以上前から稼働していたようです。
この中央研究所で様々な新素材が開発され、その後検証や商用化を経て市場に製品が出回っていたということで、AGCにとって重要な拠点だったことが見て取れますね。
しかし、2021年6月にAGC中央研究所は閉鎖してしまいました。
プレスリリースによると、AGCの研究開発拠点である中央研究所と京浜工場(横浜市鶴見区)を統合し、京浜工場の場所にAGC横浜テクニカルセンターを設置したということです。
背景としては、素材開発のスピードを加速させるために分散していた研究開発拠点を統合させること、「社内外にシームレス&融合・反応・協創の場」をコンセプトとしたオープンイノベーションの拠点を設けること、などがあったようです。
AGC横浜テクニカルセンター、かなり立派ですね~!
現在、AGC中央研究所を解体中
上述の通り2021年6月に移転統合したため、AGC中央研究所は解体されることとなりました。
こちらはAGC中央研究所の正門を撮影した写真です。
写真左手に建物が映っていますが、その手前に工事用の囲いが設置されているのが見て取れます。
正門付近には、”羽沢中央研究所 解体工事”という看板が設置されていました。
大和ハウスグループの株式会社フジタが解体を担当しているようです。
アスベスト(石綿)関連の掲示物を見てみると、解体工事の実施期間がわかりました。
2022年1月6日~2022年12月28日のようです。
この1年間で解体工事が全て終わるということでしょう。
中央研究所の西側に回り、中の様子をうかがってみました。
まだ建物は残っていて、解体工事が進んでいるようには見えませんでした。
写真を撮影したのが2022年6月4日なので、解体工事もちょうど折り返しの時期だと思います。
残り半年で一気に更地のようになっていくのでしょうか。
上菅田地区連合自治会/社会福祉協議会の公式HPには解体工事に関する協議のメモが公表されていました。
中央研究所の周辺は住宅街となっているので、解体工事の騒音やトラックの行き来など懸念材料が多くありますよね。
AGC中央研究所の跡地は何になる?
さて、ここからが本題となるわけですが、AGC中央研究所の解体工事が終わった後、広大な土地はどのように利用されるのでしょうか。
GoogleMapsの航空写真で見てみると、中央研究所の敷地がいかに広大か見て取れるかと思います。
ざっくりですが、敷地面積を計測してみると82,907㎡もありました!
東京ドームが46,755㎡なので、AGC中央研究所は東京ドーム約1.8個分の大きさです。
HAZAWA VALLEYの対象面積が22,000㎡なので、HAZAWA VALLEYと比較すると約4倍です。
土地利用を考える上で重要になるのが用途地域です。
AGC中央研究所は全て黄色エリアということで、第一種住居地域になります。
ちなみに緑色は第一種低層専用住居地域、紫の斜線は市街化調整区域です。
第一種住居地域は、住居としての環境を保護する地域です。
ただ、土地利用の用途という観点で第一種低層専用住居地域や中高層住居専用地域などと比べると、建物のバリエーションがある用途地域と言えそうです。
具体的には、以下の建物が建築可能です。
また、建物面積は3,000㎡までといった制限はありますが、比較的大きな商業施設も建設可能です。
一方、次の建物は第一種住居地域で建築することができません。
このような制限がある中で、AGC中央研究所の跡地はどのように活用されるのかということが焦点となってきます。
検索しても出てこない跡地利用の方針・・・
AGC中央研究所の跡地利用についてGoogleで検索をしましたが、有力な情報は何一つ得られませんでした。
例えば、AGCの土地売却情報などがないか調べましたが、見つけることができませんでした。
また、移転統合のニュースで跡地について触れているかと思いましたが、特に話題には上がっていませんでした。
つまり、現状ではAGC中央研究所の跡地がどのように活用されるのか明らかになっていないということです。
情報が公開されるまで待てばいいじゃない、という声が聞こえて来そうですが、いち早く情報を掴んでワクワクしたいのがマニアの心情です!
ここで読者の皆様にお願いなのですが、AGC中央研究所の跡地利用について何か情報をお持ちでしたら、コメント欄に一言書いていただけませんでしょうか?
こういった情報は地域の口コミで広がっていくことが多いため、皆様の情報を複数集めることができれば、ある程度方向性が見えてくるのではないかと思っています。
ぜひご協力のほどよろしくお願いします!
おわりに:情報提供求む!
これほどまとまった土地が創出されるのはなかなかない機会ですよね!
羽沢横浜国大駅からもそう遠くはない距離感です。
もし商業施設などができれば、羽沢横浜国大駅周辺の利便性向上に寄与すること間違いなしですよね。
一方、第一種住居地域という特性上、開発の方向性はある程度限られてしまっています。
解体工事の担当がダイワハウスグループということで、交通利便性の高い羽沢エリアだからこそ、物流拠点になるということも考えられますよね。
まだまだ憶測の域を出ていないですが、どんな方向になるにせよ、大規模開発はワクワクしますね!
皆さんの情報をお待ちしています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
コメント
コメント一覧 (16件)
AGCって解体中だったんですね!
それをまず知らなかったです。
これはかなり広大な土地なので今後の土地活用がとても気になります…。
マンションだったり一軒家とかが立ち並んでちょこちょこ商業施設とかが出来る感じなんですかね??
ライズモールとかイオンスタイル的な…??
かなり気になってムズムズしてきました笑
情報提供求む!
かとうさん、コメントありがとうございます。
私も4月に周辺を散策した際、解体工事が行われていることに初めて気づきました!
かなりまとまった土地なので、地域に与える影響は大きそうですよね。
スーパー空白地帯なので、ライズモールやイオンスタイルなどスーパー中心の商業施設でも十分有難いですが、どうなるのでしょう・・・
情報提供を待ちたいと思います!!
近所です。商業施設ができる予定だったが敷地に面している公道の道幅が狭すぎるため実現が難しいらしいと2021年の秋頃聞きました。その後音沙汰がありませんでしたが今年4月ごろ、また商業施設になるらしいと噂で聞きました。近所の噂で聞くのはこれで2回目なので、やはり商業施設ができるのではないかと思っています。
ムヒさん、コメントありがとうございます。
ご近所にお住まいの方の口コミが唯一の情報源になっているので、コメントいただき大変有難いです。
もともと商業施設ができるという話があり、一度は立ち消えになったけれど、最近になって再び商業施設ができるという情報が流れているということですね!
もし商業施設ができたら、道路が狭いということで混雑が予想されますが、羽沢エリアにお住まいの方は買い物などの利便性が高まりますね。
もし続報がわかりましたらこちらのコメント欄に情報をお寄せいただけると嬉しいです。
今後ともよろしくお願いします!
面白いトピックを取り上げて頂きありがとうございます。全く知りませんでした。
この土地はAGCの所有物だったんですかね?(貸借対照表とか見ればわかるんですかね?)それによって次回利用の検討の幅が変わりそうですね。
AGC所有でしたらひゅうまさんの推察の通り、物流の拠点として再構築されそうですね。出来ればショッピングモールが望ましいですが、あの辺の道路は狭いので動線確保が課題になりそうですね。
寿司好きさん、コメントありがとうございます。
もう既に皆さん知っているもんだとばかり思っていたので、そう言っていただけて記事化した甲斐がありました!
有価証券報告書を見てみたのですが、AGCが所有しているかどうかは明記されていませんでした・・・
ただ、土地の評価額が有報に記載してあり、また1965年から利用し続けていたことを考えると、AGCが保有している土地と見て良さそうですよね。
あの道を徒歩で通ったのですが、車がすれ違うのもやっとで、歩道もほぼないのでなかなか険しいな~と感じていました。
AGC×大和ハウスの案件で、↓のような大規模開発の事例を発見しました!!
https://www.daiwahouse.com/about/release/house/20181025135507.html
AGCが大和ハウスに土地を売却し、大和ハウスが分譲マンションや戸建て住宅、商業施設を一体開発したようですね。
このような形になったらいいですよね!
AGC✕大和ハウスのこんな事例があったんですねー!!
これはかなりの有益情報じゃないですか??!
さすがです!!!
確定ではありませんけどこの方向性はかなりある気がしますね
かとうさん、コメントありがとうございます。
自分でもびっくりです!ググってみるもんですね!
この事例のエリアは工業地域で、開発の自由度が高かったので同じようにはいかないかもしれないですが、、、
中央研究所跡地でも3,000㎡まで商業施設が建築できるので、スーパーとマンションと戸建ての組み合わせ、あり得そうです!!
AGC跡地は、羽沢池辺線が開通すると環境が激変しますよ。
羽沢横浜国大駅前経由で第三京浜に直通です。
裏手のキャベツ畑の中は、既に用地買収されています。
農業専用が解除されて、みなとみらいを見渡す高台が街に変わるのを夢想しています。
じもてぃーさん、コメントありがとうございます。
AGC跡地と羽沢池辺線の予定地、近いですもんね!
開通したらAGC跡地への交通アクセスも抜群に良くなりそうです!!
また、キャベツ畑が買収済みとは知りませんでした…!(いつ羽沢池辺線の用地になるんだろう?とヤキモキしていました)
羽沢池辺線の沿線は用途地域の区域変更が期待できますよね!
まずは早期開通を期待したいです。
今後ともお気づきの点がございましたらコメントをお寄せ頂けると嬉しいです。
引き続き応援のほどよろしくお願いします!
知りませんでした!
解体されているんですね(ToT)
かなり前に中で勤務していたものです。
皆様が平穏に楽しく利用できるものになればいいですね。
コメントありがとうございます。
AGC中央研究所にお勤めされていたのですね!
恐らく今はほとんど解体されて、更地になっているかと思います。
まだ跡地利用の方向性が明らかになっていないですが、
せっかくの広大な敷地を有効活用できるといいなと思っています。
こんにちは
地元ではマンションか老人ホームぐらいしか噂程度にしかきかないですね
商業施設には場所的に敵してないです
道路が狭すぎると思いますバス通りでも一車線ですしね近所からしたら大型マンションなどできて
バスの本数が増えればいいぐらいにしか思って無いと思います
マリノスさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
地元民のお声は貴重なので、当ブログにコメント頂きとても嬉しいです。
やはり道路環境は大きな懸念点ですよね。
羽沢池辺線が開通すれば状況が変わるかもしれないですが、早くても8年後ですもんね。
噂ベースでは、老人ホームやマンションという話が出ているのですね!
今後どのように開発されるのか動向に注目しているので、また新たな情報がありましたら共有頂けると嬉しいです!
引き続きよろしくお願いします。
こんばんわ。
材融研が京浜に移転後の跡地は老人ホームになるって聞きましたけどね。
ようのこさん、コメントありがとうございます。
材融研というのは、AGC材料融合研究所のことで合っていますでしょうか?
老人ホームが建設されるという情報があるのですね!
貴重な情報をお寄せいただきありがとうございます。