ヨコハマの街・再開発ブログをご覧いただきありがとうございます。
2019年11月30日に開業した羽沢横浜国大駅。
現在は、相鉄・JR直通線が運行されており、羽沢横浜国大駅からは武蔵小杉・新宿方面や二俣川・海老名方面への行き来が可能となっています。
開業から約1年半が経ち、駅周辺の開発状況がどのようになっているか現地に行ってきました。
今回は、現地で撮影した写真と共に再開発の状況を見ていきたいと思います!
駅ビルの建設が開始
駅舎を出て西側に少し歩いたところに、建築計画のお知らせが掲示されていました。
2024年3月竣工予定で地上23階建ての複合ビルの建設が計画され、2021年2月28日に着工しているようです。
357戸の共同住宅のほか、店舗や大学活動支援施設、医療施設、子育て支援施設などが一体となった複合ビルが建設されます。
建設予定地には多くの重機があり、既に建設工事が始まっているようでした。
ただ、目に見えて建物が建ち始めている訳ではなく、基礎工事の段階です。
駅舎の裏側には、2階建ての仮設事務所がプレハブで建設されていました。
こちらは、羽沢横浜国大駅の北西方面にある高台からの景色です。
重機の存在感が大きく、本格的な工事の始まりを感じさせています。
ドラッグストア「クリエイトS・D」は完成間近
駅から徒歩1分ほどの敷地には、神奈川県を中心にドラッグストア・調剤薬局を展開するクリエイトS・Dの建設が進められていました。駅舎の西側になります。
2階建てで、1階はドラッグストア、2階はクリニックが開業するようです。
ドラッグストアのクリエイトS・Dは「羽沢横浜国大駅前店」の名称で、2021年5月28日(金)にオープンする旨の立て看板が設置されていました。
駐車場は既に完成しており、植栽なども概ね完成しているようです。
同時に、パートナーやアルバイトを募集する看板もありました。
2階のクリニックは、皮膚科・内科・小児科・眼科が開業するようです。
名称は「メディカルプラザ 羽沢横浜国大」で、クリエイトS・Dがテナント貸しする形態とみられます。
クリエイトS・Dのホームページには、2021年6月に竣工予定との記載がありました。
周辺地域の開発は進捗なし・・・
羽沢横浜国大駅の再開発に伴い、周辺地域での宅地開発や小売店舗の開発に期待が集まりますが、現状大きな進捗は見られませんでした。
駅の北側に位置する神奈川区羽沢町は、農地が広がる市街化調整区域です。
駅舎の目の前を横切る環状2号線を越えた高台には、これまでと変わらないのどかな風景が広がっていました。
駅から徒歩10分圏内で更地となっている箇所はなく、宅地分譲などの気配は感じられませんでした。
用途地域の変更など、行政側の動きが出るまでは新たな開発の期待はできないと思われます。
駅南側の神奈川区羽沢南1丁目/保土ヶ谷区常盤台では、小規模な宅地開発がいくつか進められていました。
羽沢横浜国大駅からは貨物駅を越え、丘を登った地域になります。
横浜国立大学の北門や西門にほど近く、アパートが多くみられる地域でもあります。
相鉄バスの浜11のバス停「西釜台」から歩いてすぐの場所では、新築建売分譲2戸の現地販売会が行われていました。
駅西側の神奈川区羽沢南2丁目/羽沢南3丁目では、特に変化はみられませんでした。
住宅と農地が混在する地域で、農地から宅地への開発が期待されます。
おわりに:羽沢横浜国大周辺に住むにはまだまだ不便な環境
駅ビルの建設が始まったりクリエイトS・Dのオープン日程が決まったりと、明るい話題もいくつかありましたが、2021年5月時点では、生活するのに不便な状況というのは変わりがないようです。
羽沢横浜国大駅に売店などはなく、また駅周辺にスーパーやコンビニもありません。
駅ビルの竣工時にはスーパーの開業も期待できますが、2024年3月末予定であり、あと3年近くあります。
クリエイトS・Dのオープンに続き、周辺地域でスーパーが開業することを期待するしかないようです。
なお、相鉄・東急直通線の開業は2022年度下期と公表されており、最短で残り1年半ほどとなりました。
相鉄・東急直通線の開業に合わせ、羽沢横浜国大駅周辺での宅地や商業施設の開発が進められる可能性も考えられます。
そうなると、1年後には何かしらの動きが出てくるかもしれません。
このブログでは、羽沢横浜国大周辺の開発状況の進捗を随時お伝えしていきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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