テーマパーク構想に沸く旧上瀬谷通信施設の現状は如何に?現地レポート報告【KAMISEYA PARK/花博/自動運転バス】

※2024年4月5日最終更新

 

ヨコハマの街・再開発ブログをご覧いただきありがとうございます。

今回は、横浜市瀬谷区の旧上瀬谷通信施設跡地の再開発事業について見ていきたいと思います!

2023年4月23日撮影

旧上瀬谷通信施設は1951年から長らく米軍に接収されていた土地ですが、2015年6月に約242haが返還され、今後の土地利用に大きな注目が集まっています。

この記事では、旧上瀬谷通信施設の再開発事業の概要を整理するとともに、2023年4月時点の現地の様子をたくさんの写真とともにお伝えしていきます。

旧上瀬谷通信施設の現状がどうなっているのか興味のある方は、ぜひ続きもご覧ください!

 

目次

旧上瀬谷通信施設とは?

旧上瀬谷通信施設は、横浜市の瀬谷区と旭区にまたがって立地しています。

https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/machizukuri-kankyo/toshiseibi/jokyo/sonota/kamiseya/kihonkeikaku.files/kihonnkeikaku.pdf

横浜市の中でもかなり西側に位置しており、大和市町田市とも隣接しています。

 

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鉄道の最寄駅は相鉄線 瀬谷駅ですが、直線距離でも2km以上離れており、徒歩だと20分以上かかるような距離感となっています。

ただ、鉄道アクセスは良くないものの、車の利便性はとても高いエリアです。

旧上瀬谷通信施設の周辺には、東名高速道路の横浜町田ICや保土ケ谷バイパスの上川井ICなどがあります。

 

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約242haある旧上瀬谷通信施設のうち、45.2%が国有地、9.4%が市有地、そして45.4%が民有地となっています。

民有地ではもっぱら農業が行われていますが、これまで米軍から農業基盤の整備が制限されていたため、農道や排水施設などが十分に整備されていないようです。

 

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現地の航空写真を見ると、旧上瀬谷通信施設がどの範囲にあるのか一目瞭然ではないかと思います。

旧上瀬谷通信施設の北側は物流施設、東側はゴルフ場(程ヶ谷カントリー倶楽部)、西側南側は住宅地となっています。

再開発事業の概要とは?

旧上瀬谷通信施設の再開発事業は、2020年3月に横浜市が策定した「旧上瀬谷通信施設土地利用基本計画」に基づいて進められています。

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この基本計画では、まちづくりのテーマや方針、土地利用の全体像、今後のスケジュールなどが示されています。

また、2023年2月には、上記の基本計画をより具体化した「旧上瀬⾕通信施設⼟地利⽤基本計画デザインノート」が公表されました。

https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/machizukuri-kankyo/toshiseibi/jokyo/sonota/kamiseya/kdesignnote.files/designnotekansei.pdf

 

さて、旧上瀬谷通信施設の再開発事業の全体像は、下記地図のようになっています!

https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/machizukuri-kankyo/toshiseibi/jokyo/sonota/kamiseya/kobo.files/07_designnote.pdf

約242haもの対象エリアを「農業振興地区」「観光・賑わい地区」「物流地区」「公園・防災地区」の4つに分けて開発する計画です。

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また、関連事業として周辺道路の整備インターチェンジの設置新たな交通システムの検討などが一体となって行われます。

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ここからは、旧上瀬谷通信施設がどのように開発されていくのか、KAMISEYA PARK(観光・賑わい地区)」、「花博(公園・防災地区)」、「周辺道路整備」「自動運転バス」、「農業振興地区」、「物流地区」の6つに焦点を絞り、それぞれ整理していきたいと思います。

KAMISEYA PARK(観光・賑わい地区)

2023年9月14日、横浜市は「観光・賑わい地区」事業予定者事業コンセプトを公表しました。

https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/machizukuri-kankyo/toshiseibi/jokyo/kukakuseiri/kamiseya/themepark/kobo.files/0024_20230913.pdf

事業予定者は三菱地所株式会社、事業コンセプトは「KAMISEYA PARK(仮称)~世界に誇るジャパンコンテンツとジャパンテクノロジーを活用したワールドクラスの次世代型テーマパーク~」です。

また、2024年3月には各種メディアから「相鉄ホールディングス、東急、東急不動産、三菱倉庫の4社がテーマパーク開発に参画し、三菱地所と計5社で企業連合を設立する」との報道がなされました。

相鉄線や東急線など鉄道会社が参画することで、地元と一体となった開発を進める狙いがあるとみられます。

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KAMISEYA PARKの敷地面積は約706,500㎡となっており、これは東京ドーム約15個分の広さです。

駐車場4,500台分駐輪場450台分を完備するとのことで、テーマパークの規模感が伺えますね。

ちなみに開業時は年間約1,200万人の来場を見込み、段階的に1,500 万人超を目指すとのことです。

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今後のスケジュールとしては、2028年に着工、2031年頃に開業予定となっています。

KAMISEYA PARKは、「テーマパークゾーン」「駅前ゾーン」「公園隣接ゾーン」「環4西ゾーン」の4エリアに分けて開発される計画です。

ここからは、各エリアの概要を簡潔に整理したいと思います。

 

テーマパークゾーン

テーマパークゾーンは敷地面積約510,000㎡で、KAMISEYA PARKのメインエリアになります。

こちらのエリアでは入場料が必要になります。

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「最先端のエンターテイメントが集まるエリア」、「子供から大人まで楽しめるエリア」、「スリルあふれるエリア」など複数のエリアにゾーニングされ、ジャパンコンテンツと最先端のジャパンテクノロジーを活用した次世代型テーマパークとなる計画です。

 

駅前ゾーン

駅前ゾーンはテーマパークのグッズショップやコンビニ、ドラックストア、カフェ、レストランなどが入居する商業施設が設けられる計画です。

こちらは入場無料で、誰でも行き来できるようになるとのことです。

https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/machizukuri-kankyo/toshiseibi/jokyo/kukakuseiri/kamiseya/themepark/kobo.files/0024_20230913.pdf

 

公園隣接ゾーン

公園隣接ゾーンでは、「農と食」や「Well-being」など、自然・人・社会が調和する新しいライフスタイルを提案する、自然をコンセプトとした商業施設が設けられる計画です。

こちらも入場無料となります。

https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/machizukuri-kankyo/toshiseibi/jokyo/kukakuseiri/kamiseya/themepark/kobo.files/0024_20230913.pdf

 

環4西ゾーン

環4西ゾーンは、空港や主要ターミナル駅等からのバス路線を受け止めるバスターミナル等を整備し、広域からのアクセスを強化する計画です。

 

花博(公園・防災地区)

公園・防災地区では、2027年3月~9月に「花博」(2027年国際園芸博覧会)が開催される計画です。

https://www.city.yokohama.lg.jp/shikai/kiroku/katsudo/r5/JohninKentodoR05.files/J-KTD-20240213-tb-31.pdf
https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/machizukuri-kankyo/toshiseibi/jokyo/kukakuseiri/kamiseya/pr/news.files/news1.pdf

参加者数はオンライン含めて1,500万人、有料来場者数は1,000万人以上と見込んでいます。

https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/machizukuri-kankyo/midori-koen/koen/tsukuru/seibikeikaku/kamiseya.files/kihonkeikakuan.pdf

なお、花博の開催終了後は同じ場所で(仮称)旧上瀬谷通信施設公園の整備が進められる予定です。

2028年度から二次整備が行われ、2043年度ごろに全面供用が開始されるスケジュール感となっています。

https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/machizukuri-kankyo/midori-koen/koen/tsukuru/seibikeikaku/kamiseya.files/kishahappyou.pdf
https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/machizukuri-kankyo/midori-koen/koen/tsukuru/seibikeikaku/kamiseya.files/kishahappyou.pdf

旧上瀬谷通信施設公園は対象エリアを「西地区」「中央地区」「北地区」「東地区」に分け、それぞれの地区に異なる特徴を持たせる計画を打ち出しています。

https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/machizukuri-kankyo/midori-koen/koen/tsukuru/seibikeikaku/kamiseya.files/kishahappyou.pdfをもとに筆者作成

西地区では、現在も機能しているスポーツ活動の場を維持する計画です。

中央地区は横浜市旭区上白根町の里山ガーデンを彷彿とさせますが、北地区ではアウトドア体験施設東地区では体験農園などが計画されており、ただの自然公園ではないアクティビティ機能を充実させた施設になるようです。

現在計画されている旧上瀬谷通信施設公園の具体像をご覧になりたい方は、下記表をチェックしてみて下さい!

https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/machizukuri-kankyo/midori-koen/koen/tsukuru/seibikeikaku/kamiseya.files/kishahappyou.pdf

 

周辺道路整備

KAMISEYA PARKや花博ではかなり多くの人がアクセスすることが予想され、周辺道路の渋滞が懸念されています。

その対応策として八王子街道の拡幅、上川井IC出口の拡幅、環状4号線(海軍道路)の拡幅、道路の新設などの計画が打ち出されています。

https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/machizukuri-kankyo/toshiseibi/jokyo/kukakuseiri/kamiseya/pr/news.files/0002_20230707.pdf

また、2024年2月13日に開催された横浜市の建築・都市整備・道路委員会では、新たなインターチェンジの整備に関する言及がありました。

https://www.city.yokohama.lg.jp/shikai/kiroku/katsudo/r5/JohninKentodoR05.files/J-KTD-20240213-tb-32.pdf

旧上瀬谷通信施設と東名高速道路を直結するICの整備を検討し、2030年代前半の供用開始を目指すとのことです。

概算整備費は2024年時点で360億円程度を想定しています。

https://www.city.yokohama.lg.jp/shikai/kiroku/katsudo/r5/JohninKentodoR05.files/J-KTD-20240213-tb-32.pdf

完成予定マップを見ると、料金所は旧上瀬谷通信施設のエリア内に設置されるようです。

今後のスケジュールとして、2024年度からIC整備に向けた設計および都市計画等の手続きを進めるとともに、費用負担を含めた事業計画等の検討や関係者との協議・調整を進める予定です。

 

自動運転バス(新たな交通システム)

2024年2月13日に開催された横浜市の建築・都市整備・道路委員会において、瀬谷駅と旧上瀬谷通信施設を結ぶ新たな交通システム「次世代技術(自動運転・隊列走行)を活用したバス」の導入計画が公表されました。

https://www.city.yokohama.lg.jp/shikai/kiroku/katsudo/r5/JohninKentodoR05.files/J-KTD-20240213-tb-32.pdf

瀬谷・上瀬谷間において、道路混雑の影響を受けないバス専用の道路を整備し、連節バスが最大3台で隊列走行することで、運転手の省人化を図るとともに、多くの来街者を円滑に輸送するシステムを目指すとのことです。

瀬谷駅周辺には「瀬谷ターミナル」を、旧上瀬谷通信施設エリアには「上瀬谷ターミナル」を整備し、また専用道としてシールドトンネルの整備も行う計画です。

概算事業費は2024年時点で約466億円となっています。

https://www.city.yokohama.lg.jp/shikai/kiroku/katsudo/r5/JohninKentodoR05.files/J-KTD-20240213-tb-32.pdf

今後のスケジュールとしては、2024年度から瀬谷・上瀬谷間のインフラ整備に向けた基本設計に着手し、都市計画等の法定手続きや、運行事業を含む事業計画の検討が進められる予定です。

2030年代前半の供用開始が目標となっています。

 

農業振興地区

農業振興地区は、下記地図の黄緑色に塗られたエリアです。

旧上瀬谷通信施設の西側が中心となっており、東側にも一部農業振興地区が存在しています。

https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/machizukuri-kankyo/toshiseibi/jokyo/sonota/kamiseya/kdesignnote.files/designnotekansei.pdf

農業振興地区は現時点でも農業が行われているエリアですが、長年⽶軍に接収されていたため、道路舗装が行われていないなど農業⽣産基盤が整備されていない状況です。

今回の再開発事業では、農業生産基盤の整備を進めることはもちろん、「持続可能な都市農業モデル」の確立新規就農者の育成・支援などに注力していく方針のようです。

まだ具体的な計画は明らかになっておらず、大まかな方針のみが打ち出されているのが現状となっています。

https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/machizukuri-kankyo/toshiseibi/jokyo/sonota/kamiseya/kdesignnote.files/designnotekansei.pdf

 

物流地区

物流地区は、下記地図のオレンジ色に塗られたエリアです。

旧上瀬谷通信施設の北側に位置しており、東名高速道路の横浜町田ICや保土ケ谷バイパスの上川井ICに近接しています。

https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/machizukuri-kankyo/toshiseibi/jokyo/sonota/kamiseya/kdesignnote.files/designnotekansei.pdf

物流地区の北側は既に物流施設が集積しており、交通利便性の高さから物流拠点としてのポテンシャルが期待されています。

ただ、旧上瀬谷通信施設は物流施設だけでなく、公園やテーマパーク、農地などが複合的に開発される計画です。

今回の再開発事業では、まとまりのある緑量の確保や長大感や圧迫感を軽減させる建物デザインなど、周辺エリアとの融合と言う観点で開発が進められる方針となっています。

「グリーン・インフラ」「脱炭素」などのキーワードは出てきているものの、物流地区における具体的な計画はまだ明らかになっていません。

https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/machizukuri-kankyo/toshiseibi/jokyo/sonota/kamiseya/kdesignnote.files/designnotekansei.pdf

現地レポート【2023年4月】

2023年1月と4月に旧上瀬谷通信通信施設の跡地を見てきたので、現地レポートをお送りします。

まだ再開発事業に着手していない旧上瀬谷通信施設の現状はどうなっているのでしょうか?

撮影した位置情報も併せて記載していますので、ぜひ現地に行った感覚でお楽しみください。

 

https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/machizukuri-kankyo/toshiseibi/jokyo/sonota/kamiseya/kobo.files/07_designnote.pdfをもとに筆者作成
2023年4月23日撮影

公園・防災地区を撮影しました。

少し手入れはされているのかな?とは思いますが、草木が生い茂っていました。

見通す限り構造物がなく、開放感のある空間となっています。

https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/machizukuri-kankyo/midori-koen/koen/tsukuru/seibikeikaku/kamiseya.files/kishahappyou.pdfをもとに筆者作成

既に公表されている旧上瀬谷通信施設公園基本計画を見ると、撮影した場所は将来的に日本庭園体験農園などが整備される計画となっています。

2023年4月23日撮影

先ほど撮影した写真の近くには、野焼きを警告する立て看板がありました。

こういう看板を見ると、在日米軍の管轄内だった歴史を強く感じますね。

2023年4月23日撮影

ちなみに道路を挟んで反対側には、神奈川県営細谷戸ハイツがずらっと立ち並んでいました。

 

https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/machizukuri-kankyo/toshiseibi/jokyo/sonota/kamiseya/kobo.files/07_designnote.pdfをもとに筆者作成
2023年1月29日撮影

こちらも公園・防災地区を撮影しましたが、先ほどの場所とは様子が異なっていました。

2023年1月29日撮影

立て看板を見ると、埋蔵文化財の発掘調査を行っているようでした。

再開発事業に着手する前に、文化財が埋蔵されていないか確認しているのだと思われます。

2023年4月23日撮影
2023年4月23日撮影

2023年4月に再訪した際も工事が続いているようで、立て看板の日付が「令和6年3月31日(予定)まで」に延長されていました。

埋蔵文化財の発掘調査により様々な事業が遅延した例を聞いたことがあるので、少々不安ではありますね。。

 

https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/machizukuri-kankyo/toshiseibi/jokyo/sonota/kamiseya/kobo.files/07_designnote.pdfをもとに筆者作成
2023年1月29日撮影

桜並木が有名な海軍道路を撮影しました。

再開発事業の一環で、現在の幅員18mから幅員31mへと拡幅される予定です。

それに伴い、現在の桜並木は撤去されますが、海軍道路が拡幅された後に桜並木が再生される計画(新たな桜の名所づくりに向けた基本計画、2022年10月)が定められています。

https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/machizukuri-kankyo/toshiseibi/jokyo/sonota/kamiseya/default20210315.files/0038_20221003.pdf

 

https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/machizukuri-kankyo/toshiseibi/jokyo/sonota/kamiseya/kobo.files/07_designnote.pdfをもとに筆者作成
2023年1月29日撮影

観光・賑わい地区を撮影しました。

アスファルトに舗装された一本道がありましたが、フェンスで閉鎖されていました。

この写真に映っている一帯がテーマパークの建設予定地となります。

今の姿からは想像がつかないですね。。。

 

https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/machizukuri-kankyo/toshiseibi/jokyo/sonota/kamiseya/kobo.files/07_designnote.pdfをもとに筆者作成
2023年1月29日撮影

農業振興地区を撮影しました。

真っすぐな農道があり、その両脇には農地が広がっていました。

農業振興地区は再開発事業の計画であまり触れられておらず、どのような取り組みが行われるのか不透明な状況にあります。

ただ、農地が全くなくなるということは考えづらいため、この景色はある程度維持されるのではないかと思います。

2023年1月29日撮影

ちなみに道路を挟んで反対側には、横浜市立上瀬谷小学校があります。

その先には住宅街が広がっており、航空写真で見てみると境目が明確でとても面白いです。

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コメント

コメント一覧 (6件)

  • 記事お疲れ様です。いつも楽しく拝読しています。
    上瀬谷の再開発について反対の声も多い中、私はどちらかというと賛成です。特に沿海部ばかりではなく、横浜西部の再開発ということで意義が大きいと思います。
    ただ、瀬谷駅起点の盲腸線路は、、利便性今一だと思います。。
    個人的には、東急さんにお願いしてすずかけ台から延伸してもらうか、中山駅からグリーンラインを延伸し、ズーラシア〜上瀬谷〜免許センター〜二俣川のルートで横浜環状鉄道の一部として整備したほうがよいかと思います。
    特に後者の場合、乗換利便性は勿論、採算性も問題ないと思いますし、停滞している環状鉄道の整備も早期実現出来き、一石二鳥だと思いますけどね。

    • 佐々木さん、コメントありがとうございます。
      上瀬谷の再開発は意見が分かれていますよね。仰るように横浜西部の再開発は少なく、この再開発事業で地域経済が活性化しそうだという期待感があります。

      瀬谷駅起点の新交通システムも賛否が分かれるところですよね。
      すずかけ台からの延伸もグリーンラインからの延伸も、上瀬谷に留まらない全体的な利便性向上に貢献しそうですね。
      この事業はまだ確定しているわけではないので、引き続き今後の動向を注視していきたいです。

  • 遂に発表されましたね
    ttps://news.yahoo.co.jp/articles/34d8a3c90477722f091a32962e02d7fa7f9499b2

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