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2021年7月、国税庁は相続税や贈与税の課税基準となる路線価を公表しました。
以前の記事で、羽沢横浜国大駅周辺の公示地価は上昇し続けているとお伝えしましたが、路線価も上昇しているのでしょうか?
今回は、羽沢横浜国大駅周辺にエリアを絞り、2021年現在の路線価と、過去7年分の路線価の推移を見ていきたいと思います!
そもそも路線価とは何なの?
路線価ってなかなか耳馴染みがないですよね。
私は宅建の勉強をしている時にチラッと耳にした程度で、一体何を示すものなのかさっぱりわかっていませんでした。
【路線価】を5行で解説
■国税庁が年に1回、7月に公表するもので、
■「相続税路線価」と「固定資産税路線価」の2種類があって、
■使い道は、税金(相続税、固定資産税)の計算!
■道路に面する宅地の価額(1㎡あたり)が発表されて、
■それは1月1日時点の状況を表している。
一言で言うと税金のために公表されているんですね。
公示地価と路線価の違いは?
公示地価は、国土交通省が毎年3月に公表している標準地の価格(1月1日時点)のこと。
土地の売買時の目安になることを目的としています。
まず、路線価は国税庁が公表しているという点で管轄が違います!
目的についても公示地価は適正な土地取引のためで、路線価は税金の計算のため。
こう比較すると全く違うものに見えますが、実は路線価は公示地価の8割程度を基準に決定されています。
つまり、路線価と公示地価は深い関係性があります。
2021年の羽沢横浜国大駅周辺の路線価をチェック!
まずは、相鉄・JR直通線の羽沢横浜国大駅に最も近い地点から見ていきます。
画像右側に「羽沢横浜国大駅」の文字が見えますね。
さて、画像の左下に「1550」という数字がありますよね。これが路線価(千円単位)です。
○で囲んである43という数字は番地を示しています。
つまり、この画像からは、
羽沢南2丁目43番地の路線価は、15万5,000円
ということが読み取れます。
続いては、羽沢南3丁目を見てみます。
羽沢横浜国大駅からは南西方向に10分ほど歩いたエリアで、駅からは緩やかな上り坂になっています。
実は、「羽沢横浜国大駅周辺の公示地価が上昇!」と言われている標準地はこのエリアにあります(羽沢南3丁目9番地11)。
画像の一番右側を見てみると、「1650」の数値があり、⑨もあります。
羽沢南3丁目9番地の路線価は、16万5,000円でした!
最後に、羽沢南4丁目を見てみます。
こちらは羽沢横浜国大駅から環状2号線を挟んだ向こう側のエリアですね。
羽沢横浜国大駅からは徒歩10分程度で、緩やかな傾斜のある地域です。
画像内に【羽沢南4丁目】と文字がある真上の道路を見てみます。
1500と書いてあり、その付近には⑭があります。
羽沢南4丁目14番地の路線価は、15万円でした!
過去7年分の推移を見てみよう!
今回は羽沢横浜国大駅から徒歩10分圏内の3地域(羽沢南2丁目、3丁目、4丁目)を対象にして、過去7年分の推移を見ようと思います。
過去7年分の推移をまとめたグラフがこちらです!(代表して羽沢南2丁目のみグラフ化)
結果、いずれも綺麗な右肩上がりとなりました!
羽沢南2丁目のみグラフにしましたが、羽沢南3丁目・4丁目も同様に年々路線価が上昇しています。
最も上昇率が高いのは、羽沢南2丁目では2019年、羽沢南3丁目・4丁目では2020年でした。
羽沢横浜国大駅の開業が2019年11月30日だったので、路線価の上昇に影響を与えていると見て取れます。
最後に:ここで上昇傾向が止まる訳がない!
さて、本記事では羽沢横浜国大駅周辺の路線価を見てきました。
一貫して上昇傾向で、一度もマイナス成長になることはなかったですね。
皆さんが気になるのは2022年以降の動向かと思いますが、間違いなく言えるのは
今後もほぼ確実に路線価は上昇し続ける
ということです。(皆さんもそう思いますよね)
しかも、上昇幅はこれまでよりも大きくなるのではないかと思います。
2022年度下期には相鉄・東急直通線の開業、2024年には駅前再開発の高層ビルが竣工と、これから先も話題性の高い出来事が続きます。
それに伴い、周辺地域の住居・商業施設等の開発も少なからず進むでしょうから、羽沢横浜国大駅周辺は今後も更に盛り上がるエリアに違いありません。
今後の公示地価、そして路線価には注目ですね!
最後までお読みいただきありがとうございました!
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